パーソナルコーチングを受ける(5)
2020/03/11
コーチを選ぶコツとコーチングを学ぶコツ
「働き方改革」が進むなか、生産性を高めるためにコーチングを学びたい、コーチをつけたいという要望が増えています。
コーチを選ぶコツ、コーチングを学ぶコツとは何でしょう?
【コーチを選ぶコツ】
コーチを選ぶコツは、以下の内容を確認することです。
1.そのコーチは、現在も自らのコーチをつけているか?
優秀なコーチはプロのコーチになってからも継続して、自らコーチをつけています。自分のコーチとしてのあり方や方向性を確認したり、自分のコーチとしての偏りや癖などを自覚したりする機会としています。常に自分のコーチ力向上のために取り組む課題を明確にしています。
2.そのコーチは、現在もコーチングのトレーニングを続けているか?
コーチングは一度学んで身につければ使えるというものではありません。社会状況の変化に伴って、コーチングも進化しています。また長くコーチングしていると、そのコーチの特徴が出てきて、コーチングがパターン化してくる可能性があります。
優秀なコーチは自分のコーチ力を高めていくために、トレーニングし続けています。定期的にコーチングの勉強会に参加して、複数のコーチにセッションをオブザーブしてもらいフィードバックを積極的にもらっています。自分のコーチングに偏りがないか、他のコーチならどんなアプローチをするかなどの視点をもらい、常に自分のコーチングをブラッシュアップしています。
3.そのコーチとの相性が合うか?
そして最後にコーチとの相性です。これは正式に契約する前のオリエンテーションなどで、お互いの自己紹介を通して感じ取ってほしいと思います。合わないと思えばキッチリお断りした方がいいです。将来に対して期待感が湧く、ワクワクするなどの感覚を得てください。
【コーチングを“学ぶ”コツ】
コーチングを学ぶ機関を選ぶコツは、国際基準である国際コーチング連盟(ICF:International Coaching Federation)からACTP(Accredited Coach Training Program)に認定されているかどうかが一つの基準になります。
認定されているこれらのトレーニングプログラムはコーチングの包括的なプログラムで、コーチングの基本から高度なレベルまで扱っており、コーチングを実践する機会があり、ICFプロのコーチ(PCC以上)によるコーチングやメンタリングを受けることが出来ます。
ACTPプログラムを完了すると、ICFの資格認定を申請することが出来ます。日本では2020年3月11日現在6団体のプログラムがあります。
ACTP以外にもACSTHとかCEE提供団体もありますが、初学の方は体系立っているACTPのプログラムで学ばれることをお勧めします。
国際コーチング連盟日本支部のサイトを参照されるとよいでしょう。
http://icfjapan.com/post/credentials/566