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2020/03/16

チームビジョンをつくる意味

 今、チームをまとめるにはチームビジョンが必要と言われていますが、どういう理由からでしょうか?

 かつては社員全員が正社員で会社の方針に忠実に従うのが“普通”でしたから、上司は会社の方針を部下の習熟度に合わせて説明すればよかったわけです。今は雇用形態が異なる人たちが混在しているうえに、仕事に対する考え方や取り組み姿勢も違う人たちを1つにまとめていかなくてはいけません。「この会社で働いているのだから、会社の方針に従うのは当然」というのは あくまでも “正論” です。その仕事が “自分にとっての意味” がなければ、ただ “やらされている” 仕事になってしまいます。

 そこで登場するのが「風土面のチームビジョン」です。ビジョンには「業績面のビジョン」と「風土面のビジョン」とがあります。「業績面のビジョン」とは、会社から与えられたミッションや中期経営計画などからブレイクダウンしたもので「こういう業績や成果を出したい」というビジョンです。一方「風土面のビジョン」は、「業績面のビジョン」を実現するためには「どんなチーム風土であればいいのか?」というビジョンです。

「うちのチームがこんな風になればもっとみんな働きやすくなって、仕事に集中できるだろうな」という雰囲気とか空気、風土、習慣などを改善していくものです。例えば「お互い情報提供しあえるチーム」とか「互いに協力し合うチーム」「提出期限など約束事を守るチーム」などです。この「風土面のチームビジョン」をつくる時のコツがありますが、チームビジョンができあがればそれぞれのメンバーが「そんな風土になると働きやすくなる」「自分の役割が明確になる」「チームの団結意識が高まる」などの認識があがります。チームへの帰属意識を高める「成長感」「役立感」「つながり感」につながっていきます。そうすると仕事が一気に “自分事”、“自分にとって意味ある” モノになります。

「風土面のチームビジョン」をつくる時のコツやチームへの帰属意識を高める「成長感」「役立感」「つながり感」については、拙著『コーチングを活かしたマネジメントの基本~部下を持つ前に読んでおきたい本~』のP125~137をご参照ください。

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